新築戸建の土地を、クライアントと建築家の大山純矢(studio kivi)さんと一緒に探し始めました。

クライアントの要望として、⾧年住むに当たり、自分たちの変化する生活に対して、自らでカスタマイズを続けられる住まいにしたいと、ありました。

たどり着いた敷地は四 周が異なる環境に面しており、さらに高低差があるため、高さによっても異なる風景のある特徴的な土地でした。

その特徴的な敷地の環境条件を活かすとともに、クライアント家族にとって必要な諸室から、機能的で効率的な住まいのあり方を模索していく方針で敷地が決まりました。

⾧期的に考えた時、生活や暮らしの要望によって現れるカタチの変化を、そのまま受け入れる住宅を目指すこととなりました。

以下、建築家のテキストです。

限られた面積と高さの中で、アトリエを含む4LDKの住宅を作るためには必要諸室をコンパクトかつ効率的に配する計画とする。それに従うようにシンプルでミニマルな形態とすることも考えられたが、出窓や吹き抜け、2Fへのアプローチなど、施主の要望や生活空間をより豊かにする工夫から発生するカタチをそのまま形態へと反映することを考えている。

建築基準法や効率性によって決定される形態とするだけでなく、この土地の特徴である周辺環境への応対や、施主の生活スタイルや特性が滲み出てくるような住宅を目指す。

決してゆとりある十分な床面積を確保できる土地ではありませんが、周辺環境を活かすと
共に、自分たちで手を加えながら住まうことができる、住み手の生活の変化を受け止める内部空間になります。

プロジェクト進行中…

  • 住所:東京都調布市
  • 構造規模:木造軸組工法
  • 設計・監理:studio kivi
  • 不動産コンサルティング:創造系不動産 山中敦之